~東京へ行ってきた話に戻る・しかも、めーっちゃ長いよ。これで当分更新しません!~
一日時間が空いたので一人どこへ行こうかと色々思案した結果
調査がてら上野動物園へ行ってみることにした。
しかし、あれですよ、あれ、
動物は好きなのだけど、
昔から動物園に行くとテンションが下がるんじゃよ
だってさぁ、狭いコンクリートの檻の中にポンと入れられて
途方に暮れている動物を見ると、イヤ―――――な気分になりゃしませんか!?
最後に動物園に行ったのは7年前くらいで京都市立動物園。
そこで、雄ゴリラがソファーに寝転がりながらスナック菓子を食べる
オヤジのように、コンクリートの上で涅槃のポーズを取り
空ろな表情で自分のう○こを手で口に運び続けていたのだ。
それを見た、私とUはアカン、アカン、アカンアカン、もう帰ろう!!
と逃げるようにして動物園を後にした。
みなさんも狭い檻の中をひたすら同じ動き繰り返す肉食獣など
一度は目にしたことがあるではないでしょうか?
これは一種の異常行動で常動行動と言うらしく、要するに暇でストレスに
苛まれている状態なのだとか・・・
そういうことをテレビ番組で知ってショックを受けたもんだ。
しかし近年は、世界的にも動物福祉の観点から動物園での動物の飼育環境が
見直されている上に、ここは東京、上野動物園は日本一の入場者数を誇る。
きっと色々と工夫がされているはずだ。(旭山動物園のブームもあったしね=3)
ということで上野動物園へGo!!(初めてなんですよ、ここ来るの)
到着して早々、パンダ館の登場
室内飼育場を抜けると
野外飼育場があり、真ん中が仕切られており
リーリー♂ シンシン♀別々に過ごしている。
丁度、食事の時間で
シンシンめっちゃ食べてたーーー!
か、可愛いいやないか=33333
テンションup
中国ビジネスにノックアウトー
調査がてらに来たとか言うて、飼育環境を見てやるとか言うて、
単純にむしゃむしゃ食うシンシンを見て、一気に浮かれる私・・・
自分の人間の性が悲しい。。(鼻の穴を膨らまして色々見る気満々になっている)
♂のリーリー、気のせいか、表情が男らしい?
そういうこともあってかシンシンの方が人気でみな
シンシンばかりを見てカワイイ~カワイイ~と連呼していた。
飼育環境はスター動物だけあって、良い方なのでは?という感想。
次にインドライオンの飼育場所を見てみよう
何がなんだか?
要するに大きな岩に囲われたような園の中で飼育されているのだ。
所々に窓のようなガラスがあり、そこから人は見る。
見えたり、見えなかったり、
むしろ、間近で見れたらラッキー!
※マーキング中だった
この距離で肉食獣を見ると、やっぱり動物園ってアンフェアだよねーと思ってしまう。
こうして、調子こいて呑気に写真なんぞを撮っているけれど、
このガラスが無くなってしまうと、生き物として完全に私は弱者なのだ。
それを頭脳と道具を駆使をして動物をこのように囲って支配下に置けてしまう
人間の一員であるから私もこうやって観察が出来てしまう。
そもそも、この世の中は人間以外の生き物にはアンフェアに出来ているのさ。
家畜とか商業動物とかペットとか住処を追われる野生生物とかetc
“そんなアンフェアなシステムの恩恵を受けて、私は今日も生きながらえている”
という現実を突きつけられるから動物園って気持ちが痛くなってしまうのかも。
(フェアトレードとかを考えると人間同士もアンフェアなんだけどね)
ただ、アンフェアながらもこのインドライオンの飼育場は日本の動物園の中では
かなり飼育環境が良いのでは?と思った。
マーキングをしようと言う気が起こってるくらいだからね。
ゴリラの森もそうだった
飼育場の中にいるゴリラからは来園者が見えにくい作りになっており
群れの中の皆の動きを
ボスゴリラが耐えずチェックしていた。
群れとして機能しているようで、放心状態でう○こを食べ続ける者などいなかった。
赤ちゃんゴリラも見たよ(*/∇\*)
こんな感じで、色々考えながらやってきた久しぶりの動物園だけど
飼育環境が想像以上に良くて思いの他楽しんでしまったのさ。
持って帰ったマンスリーどうぶつえんという冊子にはゴリラたちの関係図や
赤ちゃんゴリラ・モモカの成長記録など載っており、文章から大事に
飼育されている様子が伝わってきた。
他にもゴリラに限らず
このような張り紙が色んな飼育場の前に貼ってあり
動物たちへの気遣いが感じられる。
像の関係図も載っていて、じっくり読むとおもしろい↑↑
ここからダイジェスト
バク
メシ食うアリクイ
ハダカネズミ
の寝床ΣΣ(゚д゚lll)!?
横で見ていたカップルの女子が放った一言
「デリカシーなさすぎじゃね?」
ナイスつっこみ(笑)
動物写真そろそろお腹いっぱいですかね??
最後にこれだけ!
上野動物園と言えばカバ園長でしょ!!
小学校の教科書に載っていたカバ園長こと、西山登志雄著作“カバこそ僕の人生”
子供の頃、私はこれにとても感動したのだ。死んだカバを解剖して脳ミソを見てみたら
豆腐みたいに皺が無かったので、解剖学者はカバはバカだと言ったたがカバ園長は
そんな判断基準をする人間の方が余程バカなのだと言う。
こういうの見つけた→Japan Monogatari日本物語: カバこそぼくの人生
よく覚えていないが、他にもカバ園長(当時は飼育員)がカバと一緒に寝てカバたち
鳴き合うような話もあったような・・・。
とにかく、自分の担当するカバへの愛情溢れる文章にとても感動をし
すっかり「上野動物園=カバ園長」と刷り込まれてしまったのでカバだけは見逃せない!
水を飲む時間だったようで・・・
飼育員と息ピッタリ!
ジローが水を飲み終えるとポンポンとやさしく鼻を叩き(撫でるに近い)
奥へ行き、こっちだよ~とトントンと壁が叩いてジローを呼ぶ。
ジローが水から出てきた!!
ジローデカイよ!?尋常じゃないくらいデカイ=3
写真ではとても伝えきれないよ。
コビトカバは名の通りそんなに大きくない。
小さい者同士、親近感が沸くぜ。
もうねぇ、私が東京に住んでいたら、間違いなく上野動物園に通うわ。
全ての動物の飼育環境がベストという訳ではないが、随所随所に“愛”と“熱意”を
感じたし、金銭面を含め準備が整えば順番にそれぞれの動物の飼育環境を改善して
行くのだろうなぁと思わされた。(実際にそうしてきたのだろう)
地方の動物園に比べて入場者数も多いのでそれが可能なのかな。(海外の観光客も多数)
にしても、入園料600円は安すすぎだわ。
ディズニーランドで大人6200円でしょ、
生きた命ある動物を扱っているんだから、もっと入場料取ってもらって全然O.K!
イヌ科のDholeドール
分布:中央アジア、インド、マレー、ロシアなどの山地、森林、岩場
環境良さそうだけど、ここから出れないのは犬にとってはやっぱり物足りないかな。
- “どうぶつえん”について色々考えた
新たなに動物を捕獲して展示することについては賛成出来ないし
遠い未来においては動物園の無い世界が理想だと思うが、現段階で
飼育されている動物を応援するには、“動物園に足を運こぶ”
“サポーターになる”ことなのかなぁ?
また落ち着いたら、神戸の“王子動物園”に足を運ぼうかな。
名古屋のモンキーパークも絶対に行かないと!
ハイ、どうぶつえん日記おわり
~おまけ~
パンダおみくじ! 上野駅にて購入
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