12月7〜8日
ジュラは倒れたことによる出血は少し落ち着いているっぽいものの癌が進行がしているのか、
もう何も食べようとしない。それでも水は飲む。トイレに行くのも寝返りを打つのも命がけ。
そして、定期的に呼吸が苦しそうな波がやってくる。
毎晩「いよいよ今夜が限界か」
と思いながら眠りに着くものの、なんとか朝を迎えていた。
ジュラはすごくいい子なのに、まだ11歳になったばかりだというのが悲しい。
とは言え、突然死の可能性もあったのに、こうして介護をさせてもらえる時間を
与えられたことに感謝してもしきれない。お別れの時間を与えられているのだ。
ジュラの前では出来るだけ、メソメソすることなく通常通りに振る舞うようにしていた。とはいえ、時に耐えきれず、友達に弱音を吐いたら
と慰められた(T_T)(T_T)(T_T)
そうなのだ、看取るより、看取られる幸せなのだ。
そして、わたしはジュラを看取る幸せ。
それに私はブラウニーを忘れない
私が子供の頃にマレーシアで飼っていた犬(女の子)です。
私が犬好きになったのも彼女との出会いがあってこそ。
一人っ子だった私にとってはお姉さん的存在でした。
彼女とは生き別れになって私はブラウニーを看取れなかった。彼女がどこで(マレーシア)でどのような最期を迎えたかは分からない。だけれども、そのことがずっと気になっていたし、このことに関しては両親をとがめてしまう。(帰国する時に一緒に連れて帰らずに同僚に飼ってもらったものの、ブラウニーはその家を出て、どこかに行ってしまった)
だから、ジュラの辛そうな姿を見るのはとても胸が痛むけれども、生き別れよりかはずっと良い、幸せなことなのだと思いながら過ごしていました。