Joy & Jura with Whippet Floren

ウィペットと共に静かに暮らしています。犬のことも犬以外のこともぼちぼち書きます。

バングラデシュ入国時の洗礼

 

 

トランジットで利用した綺麗な広州空港で浮かれてしまい、その気持ちのまま深夜12時にダッカに到着した。

 

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とにかく、この後がものすごく大変だった!

まず、visaの発行手続きで並んでいるのに空港警察が他の人を割り込みさせるという謎システムのせいもあって一時間以上も掛かかった。(流石に警察に文句言う勇気もなく)他にも、謎のたらい回し?などもあった。。表示が分かりにくく、どの用紙に記入し、どこに並んだら良いのかもいちいち空港警察官に聞かないと分からないのも不便だった。(用紙もわざわざ並んでもらいに行ってから、記入してまた並ばないといけなかったり・・・)

visaの発行も完全にコンピュータ化されておらず、とにかく時間がかかるし職員ものんびり気ままだ。(な割に威圧感もある)

やっと終わったと思ったら今度は怪しげな空港職員?らしき人たちに囲まれる。

首からは許可書みたいな物をぶら下げているし、まだ完全に入国していないので(最後の荷物検査が残っている)信用出来る空港職員なのかな?と思って、トランクを探してくれるのを手伝ってもらっていたが(空港の中のシステムがわけわからないのだ)、しきりに宿泊場所を聞いてくるので、もしやホテル誘導員かと思って

「should I pay you,if you help me?」

って聞いてみたら、目の色が変わって

「YES!!How many Dollar will pay me if I help you!!!!」

って何回も聞かれて、おいおいドルなんか持ってねーし!

そもそも、まだタカも持ってねーし!!!

これ以上、この人たちに案内してもらうのは止めておこうと思って

Thank you!と言って逃げた。

まだ、空港内でこれかよーーエライとこ来てもた(焦)と思いつつなんと最後の関門、税関(かな?)に辿り着いたら、荷物が多かったこともあって、私もUも全荷物を開けさせられる羽目に・・・。絵も奇麗に梱包してきたのにマジかよ。。私のコスメポーチまでチェックされた。

あげくに隣の職員も「もう、ええやんか行かしたれや」とバングラ語で言っている風。

意地悪な職員に当たってしまった模様。Q氏の話では入国も全然大丈夫って言われていたけど、全然大丈夫ちゃうやん?!と不安になるわたしたち。

なんだかんだで入国出来たのが2時半、疲れきった表情で男性二人がU名前の紙を持って待っていてくれていた。Q氏から自分は迎えに行かないが誰かが名前ボードを持って迎えに行くと言われていたのだ。

誰かがって誰やねん?!と思わなくもなかったがきっと使用人だろうなと。案の定そんな感じなのだが、名前の紹介以外は自分が何者なのかと言う説明がない。

 空港内を改めて眺めてみると、私が28年前に住んでいた時の昔のクアラルンプールの空港みたいなレトロさ。大きさもそこそこでボロい?なのだけど深夜なのにあり得ない程の、この人の多さは一体なんなのだ???(ややプチパニック)

人の多さで歩き進めることすら大変で、とにかく必死に男性二人に付いていく私たち。車に乗り込もうとすると、駐車場にいる少年がチップ目当てに手伝いたがる。あぁ、そういう国に来たなと、改めて実感する。

 

<空港の駐車場の出口>

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<遠ざかって行く空港>

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ここから先は滞在先のマンションに行くはずだ。ギャラリーのオーナーのご厚意で前に住んでいたマンションに滞在させてくれることになっているからだ。

元々はホテルに滞在するつもりだったのだが、Q氏曰くギャラリーのオーナーはかなりのお金持ちなのでマンションもきれいだからそこに滞在したら良いと言われていた。

 

疲れたなぁ

 

眠りたいなぁ

 

むちゃくちゃな運転で、外の景色は想像以上に発展途上(この言い回し好きじゃないけど、他の言い方を知らないので)。

 

マンション?に着くと、運転手でなく若い男性の方が部屋に案内してくれる。英語が話せる彼はO.Kと言う時に首を傾ける。どうやら、バングラデシュ人のクセのよう。部屋まで案内されると、その男性は「おやすみ」と言って隣の部屋に入って行った。

マジで?

同居??

ちょっとびっくり。

 

自分たちの部屋に入ると、そこは広いけど…

はっきり言ってボロい。つい最近まで住んでいて、引っ越しをしたところって聞いていたけど、これ人は住んでいたのだいぶ前だろ!?って明らかに分かるくらい古い。

洗面所をチェックすると、案の定の水の出の悪さ・・・。

 

わたし ここ 無理

 

ホテルに移りたい・・・

 

と思ったが、疲労困憊で一刻も早く寝たかった。。

ため息をつきながら古びたベッドに座り、しばらく放心状態になる私。

Uがシーツに染みがあると後ろで言っている・・・

 

もう、いい

 

時刻は深夜の三時半である

 

諦めて今夜は寝る

 

 

ダッカ滞在の二週間、一体どうなるのやら

 

※今回の旅全般に言えることなのだが、人がものすごく多い場面や少し戸惑った時など写真を撮る余裕が全くなかった。写真はその前提で比較的余裕のある時に撮ったのだなと想像していただけると幸いです。

 

つづく
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バングラデシュの滞在先でのあれこれ - Joy & Jura