胡麻の香りのルッコラ(U日記)
季節は大方の狂いなく野ばらの花が咲いた。
渓流沿いに遡上していくほどに花びらは薄く繊細になり、
逆に海風の強く吹き付ける所のものは低くがっちりとしていた様に記憶している。
J&Jが遊ぶ近くの公園の
桜の幹に蔓が伸びていて初夏の合図にしている。
、
いきなり汗ばむ陽気に、二匹も我々も早くもグッタリしてしまうのだが、
仙台のイタリアンのシェフから頂いてきたルッコラの種の蒔きどき。
噛むと胡麻の香りのする美味なルッコラで、農大で有機工学を専攻していたシェフお墨付きのルッコラ。
Uさんハーブごときでオーバーな言い回しはよしなさい、草なんだから蒔いて水やりゃあ育つのよ!と
シェフの笑い声が聞こえる。
いやいや、遠路持ち帰ってきた種ゆえに大事に蒔きましたよ。
ルッコラの種は日光が嫌いらしいので、発芽するまで新聞紙で覆っている。
さてと、このレストラン。気取らない温かさは、まるでイタリア南部の大衆食堂。
イタリアンマンマの味とも言われてるらしい。
カメラリクエストにこんな笑顔までサービスしてくれるシェフのお茶目さ。
ただの白い皿がほとんどなのだが裏を見れば全てウエッジウッド。いかにもぶっていないこだわり。
ここにきて最初にグラスワインを頼んだら、いきなりバルバレスコの封を開けられた時には、あせったけどね。
イタリアのキング&クイーンの バローロとバルバレスコがメインのワインチョイス、生粋の葡萄と作り手に熱い。
だけど シェフ、イタリアに住んだことは無く、なぜかアフリカなのだ。店の名前もスワヒリ語でチャクーラ。
食事という意味らしい。
よって名刺にはイタリア風料理と控えめに書いてある(笑)
インターネットで見てもほとんど情報がない、まさに隠れ家的!
パイロット、キャビンアテンダント、ドクターの常客が多いらしい。
(本日の日記よりコメント再開・敬白)