酒屋に辿りつくまで(U日記)
何てことはない 瓶ビールを一本、買っただけのことなのだ
辿り着くと言うのもまったくもって大袈裟であり、
ジュラとお春丸抜きの、ジョイとの散歩帰りに酒屋に寄っただけのこと。
いつもの公園を通り
ジョギングコースを走り
時に軽快にジャンプなどして
木立を抜け
てっぺんの公園も
軽快にはしりぬける
馴染みの仲間はいなかったので、
人間のペアにあいさつをして
ひとり物思いに耽る、あるいはリサーチをする。
その後もすべてジョイ任せの散歩をした。
そうして公園を後にし
長い階段を下り
市街地の通りに出て歩いていると
おやまあ、先程のペアではありますまいか。
そしてひたすら歩く
一瞬立ち止まったので、ドッグカフェか?と思いきや
ただのカフェだった。
一向に止まる気配のないネバーエンディング散歩の様相を呈し、知らない町まで来てしまったので強制終了。
来た道を帰ると、例のケーキ屋の前に再び、
ジュラの痕跡でもサーチしたのかな?でも今日はケーキは買わない。
次にジョイが入ろうとしたのは酒屋
どうしてここに行きたがったのかはわからないが
ここでお酒を買いなさいとの何かの思し召しと、こじつけて素直に
ビールを買った。