Joy & Jura with Whippet Floren

ウィペットと共に静かに暮らしています。犬のことも犬以外のこともぼちぼち書きます。

入院記録・空腹&まとめ編

自分が入院していたという事実が徐々に薄れつつある今日この頃
記録をし続けることに意味があるのだろうか?と思いつつも
薄れつつある記憶を残しておこうと思う。
(もうこれから先は滅多にない経験であるという願掛けを込めて)

今回はお食事について。
基本的にはアッサリ&薄味な食事が好みなので病院食は口に合った。
うん、美味しい。お吸い物のお出汁もホンモノの良いお出汁。


天丼が出された時にはびっくりした!
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今、にわかに病院食が流行っているだけあって、変化に飛んだ食事で
味は満足だった!


だったけど、


ただ一つ・・・
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量が私には少なすぎたよーーー!
特にごはんの量!!
普通の女性用お茶碗一杯分もなく
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手術前日の下剤効果+手術日の絶食+手術翌日実質上の絶食の効果もあって
私は見る見るヒュー―――と痩せて行ったよ=3
もうねぇ、手が震えるくらいに常に腹ペコだった。


ついに限界来て、食事量を成人女性からに変更してもらった。
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一日1900キロカロリー、これくらいは食べるでしょ~。

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ふっくらとした太刀魚おいしかったよ~~!
お公家さん用の食事かと思ってしまうくらいにキレイに骨が取ってあったしねぇ。


あと、抗生物質の連続投与で私が育んできた腸内細菌(善玉)が危機的状況
であると予想されたのでヨーグルトは欠かさずに食べまくった。
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その効果あって、お通じはバッチリであったさ。


夕食の後はシャワータイム
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今って毎日、シャワーを利用できるんですね!


暇な時はテレビを見たり、病院で貸し出してくれる本を読んだり・・・
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夜の十時には寝るので、どうしても夜中の三時位に目が覚めてしまい
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そういう時はデイルームに行って、普段は読まないような女性週刊誌
(女性セブンとか女性自身とか)に目を通しながらおやつをいただく
というような生活ペースで、こんなにのんびり過ごしたことないくらいに
の~んびり、ま~ったり過ごした。

看護師さんたちはとても明るく、優しく、同室の方たちも良いメンバーで
とても恵まれた入院生活だったなぁ。

最後に同室の方たちについて少し触れておこう。
30代(私)、40代、60代、70代で構成され、私以外は全員お産経験者だったけど、
唯一、全員に共通していたのが“婦人科なんて行ったことなかった”と
(お産以来、婦人科なんて行ったことない)全員、婦人科に行くのが嫌だったと言う。
その四人中二人が癌で治療は続く。

正直、私は自分の健康管理に自信があったので、手術することになって
“なんで私が!?”
そもそも、これ以上、何を健康に気を使うの!?!?などと思ったもんですが
病気って言うのは、やって来る時にはやって来るんだなぁと思い知らさせれた。
良性だったのは、本当にすごくラッキーというか、感謝の気持ちでいっぱいである。
というのも、色々調べて分かったのが卵巣がんというのは癌の中でも治療が困難な上に
早期発見をするのも難しく、転移しやすい性質の癌であると知ったから。
しかも、術前に正確な検査をするのが不可能なのも厄介である。
(お腹の上から針を刺して卵巣の組織の一部を取ってしまうと、万が一悪性だった
場合にその針の刺された部分から転移が始まってしまうので、実際にお腹を開けて
組織を取り出して、病理検査をするまでは確定が出来ない)
ということで、もし悪性だった場合、温存療法は余程のことがない限り行われる
ことはなく、子宮や反対の卵巣に転移が始まっていなくても全摘するしかないと
聞いた時には愕然とした。
(たまたま、この時期にアンジェリナ・ジョリーさんが癌予防に乳房を摘出したことが
ニュースになり、さらに卵巣がんになる確率50%でいずれ卵巣も摘出するのでは?という
情報も流れ驚いた。最初はなんで、まだなってないのに摘出!?とも思ったが色々
調べると卵巣がんの性質を考えるとそういう選択枠もあるのかなぁと思ったりもした。)

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卵巣の病気 月経の不調から卵巣がんまで (健康ライブラリー)


卵巣がんの早期発見の方法は超音波カメラで卵巣を診てもらうことや
腫瘍マーカーの数値などをチェック(内膜症や月経周期でも数値は上がるので断定は出来ない)
するくらいしか方法がないようだけど、検診に行くついでに卵巣も見て下さいと
言うのが大事らしい、です。(今のところ、卵巣がんの定期健診は無い)


幸いにも今回は自分の臓器を残すことが出来たけど
“いつまでもあると思うな、自分の臓器”
ということを肝に銘じて、病院嫌いは卒業して何か不調があれば早めに病院に
行くことにした。

最後に適切な言葉は見つかりませんが、今も何らかの治療を続ける全ての人たちに
エールを送りたい気持ちです。


以上、これが私の入院記録である。

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