東京への用事
一夜明け、わたしは無事に用事を済ませることが出来た。
恵比寿ガーデンプレイスタワーより
パスポートが切れたのでスイス領事館へパスポートの申請へ行って来たのだ。
そう、わざわざ東京まで。十年前までは大阪で出来たのだけど、今では東京で
しかこの手続きが出来ない。(日本にいるスイス人が減少してるみたい)
しかも、領事館の業務はお昼の12時まで。
システム自体はすっかりデジタル化されていて、自らアクセスしてオンライン申請を
済ませたのちに、領事館で直接➡存在確認+写真撮影+指紋読み取り認証+サイン
(デジタル)と言う手順だった。
十年前までは写真持ち込みだったし、指紋認証もなかった。
やっぱりテロとかあるからでしょうか?操作も職員がガラス張りの窓口から出てくる
ことはなく、自分でカメラBox(サイン・指紋認証装置も内蔵されている)に入り、
職員にスピーカーで遠隔操作&指示されながら行われるのでありました。
オンライン申請や必要書類に不備があると、再度来ないといけないので私はこれが
済むまで少々ピリピリしていたけど、どうってことなかった。
あぁ、不必要に神経使い過ぎたな!取り越し苦労ってヤツ。
ちなみにパスポート費用は郵送料込みで17000円ちょい・・・
交通費は新幹線+宿のパックを利用して30000円ちょい・・・
もう、5万仕事ですな。
ちなみに以前、婚姻手続きの事務費用だけで8万円かかった。
(それに+二人分のスイス領事館来訪の為の交通費・宿代が加わった)
ちなみに、ちなみに、日本の国民年金とスイスの年金とダブルで納付してる。
ハーフって、お金かかるんですよ!!!
参考までに書くと、うちは国際結婚になるので夫婦別姓である。
(正確に言うと別姓が選択可能であった=日本は国際結婚の場合のみ別姓を認めている)
以前はスイスでは夫婦別姓が認めらていなかったけど、それぞれの苗字を二つ共
選択することが可能だった。叔父さんがそうで、苗字二つに名前だった。
ところがEUから(?)今時夫婦別姓認めないってあかんやん!
と指摘され別姓も認められるようになった。
てことで今は逆に日本人との婚姻の場合は苗字二つが認められなくなった。
二国間の法律両方に則ろうとすると、色々とややこしいのだ。
(スイスで夫婦別姓が認めらていない時代に婚姻をした者が、スイスでは苗字を二つ登録(身分証など発行)日本では旧姓のみの戸籍と言う、二重氏名(?)状態の日本人がけっこういると思われる)
まとめると、スイスでは夫婦同姓・別姓・両姓と選択出来る。
(ただし、両姓夫婦の場合、子供はどちらかの苗字一つだけ)
勿論、私がUの苗字に名前を変えることも可能だったけど、それはあくまでも
ローマ字扱い。例えば苗字が 牛島 として私の名前が Oharumaru とすると
「Ushijima Oharumaru」となる。あくまでも、牛島とはならない。(結局、同姓でもないし)
それって中途半端な名前になってしまうでしょ?
それに私の苗字はヨーロッパの人が聞くと「あっ、あなたスイス人ね」的な
苗字なのである。だから、スイスに行く時はその方が扱いが良かったりする。
(スイスも日本に負けず劣らず、閉鎖的ですから)
さらに、私の名前で登録している書類も色々あったりして、苗字を変えると
ややこしいので夫婦別姓を選択した次第。(Uが日本で私の苗字になるのも変だし)
ただ、日本の良心的なシステム?のおかげで夫婦別姓を選択した日本人配偶者は
パスポートのみ()で外国人配偶者の苗字を記載することが可能である。
よって、Uのパスポートには()で私の苗字も入ってるんだな(笑)
少し話が脱線してしまったけど、パスポートの手続きに行って色々と思い出して
しまったのね。それで、わたしは領事館のある広尾から恵比寿へ移動してきた
というわけ。品川から新幹線に乗って帰るので、途中にある恵比寿ガーデンプレイスで
時間を潰すことにしたのだ。
東京タワーの見えるタイ・レストランで
お一人様ランチをいただいたりして♥
しかし、私以外はほぼほぼお一人様はいなくてマダムたちで賑わっていた。
なんか、東京でお一人様ばっかりしていたら病みそうだなと思った。
前夜に六本木ヒルズから見た夜景が思い出され・・・
その壮大さにわたしは驚き
初めて東京から富士山が見えて感動をして
うごめき、点滅する光にエネルギー、生命的なものを感じて
最初はこの都会を人間が動かしているのだ、と思ったけれど、そのうち
これは人が動かしているのか?この都会的な生き物に人が動かされているのか?
と疑問に思いはじめ、妙な感覚になった。
都会を見て、このように感じたのは生まれて初めて。
クアラルンプールのエネルギッシュさとはまた違う感じ。
世界一の大都会、ニューヨーク(と私が思っている)に行ってもこんな感覚に
なるのだろうか?やっぱり、死ぬまでに一度は行ってみないとね。
すごく、奇麗なのだけど、どこか怖いな。
命を吸い取られ、エネルギー源にされそう!
勿論、野外展望デッキにも登った。
チケットを買うときに「お一人様ですか?」と聞かれたけど
なるほど・・・恋人たちの聖地と書いてあった。(クリスマス間近だし)
カップルばっかりだった!(それぞれに男性の前に女性がいるのよ)
わたしは一人!!
病むよーーー、病むよコレ(笑)
(ていうか、帰ってきていきなり悪夢にうなされた)
からの、白々とした昼間のビュ~
高層から見て、もう一つ実感したのは思ってたより海が近い!
東京って海の街でもあるんだね、知らなんだ。(道理で寿司がうまい筈だ)
恵比寿ガーデンプレイスをうろつくと三越の扉に繋がれている犬を発見。
ガーデンプレイスで面白かったのはこれくらいかな?
本当はもっと魅力的な場所に行きたかったけど、体力の限界。
新大阪ー東京 往復新幹線+宿で29900円とお得なパック故に
選べる便が限られていて、一番遅いのが15時40発だったので
早々に帰りました。(私の体力だと、これで十分だけどね)
何故、こんなに疲れているかと言うと前日に展覧会巡りをしたからなのだ!
東京に行くのは渋々で、友達に聞いてみたのですよ。
あんまり時間もないねんけど、どこかええとこ知らん?と。
そうしたら、六本木ヒルズで現代アートのドラえもん展が開催されていると
教えてもらって、行って来たのだ。
わたしはですねぇ、もう幼き頃からドラえもんが大好きだったのですよ●
現代アートも好きだし、これは行くしかないでしょ!
これがね、良かった。パスポートごときで5万もの出費はイヤだったけど
この展覧会のおかげで、すごくラッキーだったな!と考え改めた。
隣の森美術館でやってた企画もすごくよかったしね。
その話はまた、この次に
スポンサーリンク