もぬけの殻
部屋が広く感じられる
ジュラのプライベートスペースだった和室
ジュラのクッション
ジュラのハウス
そこに居るはずのジュラが居ない
居ないけど、いる
いるけど、居ない
「ジュラ」
このジュラという名前の響きが好き、
とても、よく似合っているよ。
最初、お骨は和室に安置したけど
寂しく感じ、皆がいるリビングに移した。
すると、少し落ち着いた。
今のところ、ジョイは和室をうろつくことがあってもジュラのクッションには入らない。
ジュラが張っていた結界がまだ効いているらしい。
普段はのんびり屋の私も、この一ヶ月半は全力でアクセルを踏み続けていた。
そのアクセルを止めようにも、急ブレーキは掛けられず、ジュラが亡くなってから、
連日洗濯と片付けに明け暮れ、ようやく少しずつスピードを落とせてきているようです。
色々洗濯したけど、ジュラが使っていた毛布やタオル、そして服は当分洗わない。
彼女の香りが少しずつ薄まって行くのをただ名残惜しく眺めるだけです。
ジュラは本当に香りの良い子で、犬の匂いは感じられず常にうっすらと花のような香りがしていました。
過大表現ではないのですよ。犬の匂いが苦手なUですら、そう言うのですから。
もぬけの殻となった我が家ですが
Uと私とジョイの三人の生活に戻ったのです。
とても静かな生活ですが、その静けさで供養し、癒されようと思います。
一呼吸置きましたが、次からジュラとの最期の日々を書いて行きます。
(今夜の真夜中が来たら、ジュラが逝って一週間です)