不義理な娘が犬と行く墓参り
今日もまた、はじめての場所にやって来たフローレン
今日はね、墓地
お墓参りをするのじゃよ
そう、じゃよ
お墓参りというのは・・・
ようは、掃除なんじゃよ。
えっ、違うって(^^;?
先祖を敬う儀式なんだよね。
と言っても、ここは先祖代々のお墓ではないけどね。
ここで、誰も興味がないであろう“お春丸家”の話をしよう(・ω・)ノ
お春丸のお祖父さんは長男だったのだけれど、曾祖父の大吉と大喧嘩をして、新妻と家を出た。そのまま一生、大吉とは顔を合わせることもなかった。よって、墓がなかった。そこで、ここの市営墓地に墓石を買ったのさ。祖父曰く、自慢のノルウェー産の黒い墓石なのだ。
だから、わたしゃ
ジャ―――――――ッ
と水を汲んで
ゴシゴシと墓石を磨くのさ。
ちなみにその新妻とは祖母で、一度こう聞いたことがある
「お祖父さんと大吉って、どんな感じだったの?」
すると祖母は
「もう、毎日朝から晩までケンカしていてうるさかったよ!家を出てホッとしたわ。神戸に出てきて嬉しかった!」
とのことだった。まぁ、とにかく祖父も超ガンコ者だったので、大吉と似た者親子だったのでしょう。その大喧嘩した理由とは、戦争から帰った祖父が恩給(?)を好きに使って良いと大吉に言われて、好きに使ったら大吉が激怒をしたらしい・・・。
一体何に使ったのか?私の記憶が曖昧になってきたけど、たしか商売絡みの事だったと思う。
掃除が終わったらお花を活けて
散らかりを片付けて
手を合わせる
(フローレンってば、私の後ろにいたのね!カワイイやないかぁ♡)
それがお墓参りじゃよ、フローレン。
お主の仕事はジョイと一緒に“待つ”。それだけで良い。
ここのお墓は私の代で引き継ぐ人が居なくなるけど、祖父には墓じまいはしなくて良いと言われている。将来、私が死んだら口座が凍結され、墓地管理費の自動引き落としも止まる。そうすると、いずれ市が墓石を撤去し、お骨を墓地内にある無縁仏の塔?に埋葬してくれるのだそう。だから、そのままで良い、と祖父に言われた。
そんな先のことまでを考え、教えてくれて、祖父には感謝している。
はぁ〜疲れた
何をしているかと言うと…
お供えしたビスケットを放心状態で食べているのさ
ボリボリ ボリボリ🍪
君たちのオヤツは忘れたから水で忍んでおくれ
おぉっ!珍しくフローレンが外で水を飲んだ=3
にしても、おまえはドキュメンタリーカメラマンか?ってくらい写真を撮るU。
よく分からん記念撮影まで…
こうやってブログに上げるのもどうなの?って感じだけど、祖父もやたらと墓参りで記念撮影をする口だったので、これも供養になるのかも。あと、いつお墓参りに来たか忘れたがちだし、今回は記録として残しておこう。
(母が亡くなった直後は記念撮影を撮る祖父にイライラしたりもしたけど、今や懐かしい思い出だね)
やることやったし、清々しい気持ちで帰りましょ!
なんだか、私もすっかり親離れが出来たのか?単に不義理な娘なのか?はさておき
今、私は母親たちよりジュラに会いたい!!
ジュラの一生を通して彼女から学ぶことはものすごく大きかったな。
たまにしか来ない、不義理な娘とフローレンにとって初めてのお墓参りでした。
次のお出掛けはお花見にしようね🌸
追記:ジュラのお骨をどうするかまだ決めていないよ~
可能ならば一生そばに置いておいて、私が死んだら一緒に山奥に埋めるなり散骨するなりしたいなぁ。でも、お骨って…カビが生えるらしいよΣ(゚д゚lll)
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