初めから、話が決まっていたかのようにトントン拍子で
人力車に乗ることになったお祖母さんと私。
問題はワンコだ。
二匹とも乗っても良いとのことだったがお祖母さんに抱っこしてもらうのも
どうかということで、
さて!
乗るのは、どっちかな?
JURAに決定!!
その心は、歩く時にジュラの方が引っ張り、ジョイの方が上手に歩くので
Uさんが楽なようにジョイが歩き組みに決定。
要するにワガママなジュラの方がいい目に合えるという、皮肉な結果(笑)
準備が整い、いよいよ人力車が出発する。
お兄さんが取手を持ち上げると、わたしたちの身体がふわ〜んと軽くなり
まるで無重力になったかのような錯覚を覚える。
ここで、一気に非日常の世界に連れて行かれる。まさにトリップ。
この体験があったからこそ、今回のタイトルをトリップにしたという訳なのさ(*^^)v
お兄さん:「やまちゃん」とお呼び下さい!
「は〜い!やまちゃん、よろしく!!」
もう、我々一同、気持ちはかなりハイ・テンションですぞ!
とキョトンとするジョイ兄を他所にこちらは、
なんとも軽い乗り心地と爽やかな風!
乗る時には戸惑っていたジュラもすっかり当たり前に寛いでいる。
気が付けば、人力車組はみなオナゴ。
そして、オナゴは何歳になってもお姫さま。
みんなお姫さま気分で旧市街地ミニ観光や鹿小話を聞く。
カーブを曲がって大通りに戻るとジョイ兄とUさんがいた!
「✿おーい!男子チーム、元気に歩いてますか〜?」
「こっちは、元気だぞ〜!お姫さまチームまた後でな〜!」
ふわり人力車旅もあと少し。
草の生えている道路の中央分離帯にまで鹿がた。
奈良では車より鹿が優先だそうな。
そういう街って、なんかいいなぁ。
駅に到着して人力車を降りると重力のある現実世界に戻ってきなぁと思う。
私たちが到着とほぼ同時にU組も到着。
やまちゃん!流石、プロですね。
私たちの希望通りの時間で駅での合流に成功をさせ、乗車中は
別世界へ連れて行って下さる。
今まで、人力車には乗ったことがあったけど、今回が一番
思い出深くなること間違い無し!
たしか、クレジットカードのCMで色々な商品の値段を言い
最後に「思い出:プライスレス」というような内容のがあったと思う。
(でしたっけ?)
まさに、この人力車の思い出、プライスレスだ!
と軽くジュラに文句を言いながら寄ってきたジョイ。
ほらね、現実世界が戻ってきたでしょ(笑)