長老の風格
なんとも嬉しい葉書が届いた。
こちらの写真がその葉書。サルで唯一加齢により全身が白化するムーアモンキーだとのこと。
撮影場所はインドネシア・スラウェシ島(ムーアモンキーはこの島の固有種)
「深く昼なお暗い森の奥に白く輝く老猿は神々しくもありました」
と、葉書には書いてありました。
暗い森に想いを馳せてみる。
うん、イメージしてみるとその光景はさぞかし美しいのだろうと思う。
老化に伴い白髪になるサルが一種しかいないことも初めて知った。
そういえば、子供の頃に読んだ「お姫様とゴブリンの物語」に長く真っ白で
美しい髪を持つ「おばあさま」が登場するのだが、これを読んだ時に
「早く白髪になりたい!将来は絶対に髪を染めないでおこう!!」
と子供心に決心したのだ。
お姫さまとゴブリンの物語
それなのに、いざ自分の頭に白髪が生えた時には
それなり動揺したりして将来的には毎日使えば、少しずつ髪が染まる
天然染料系のシャンプーを使おうかなぁ、などと今から計画を立てたりしている
人間の私って小っちぇーー!!と
思わず美しい猿の長老と自分を比べて見て思ってしまった。
イタグレは、若い頃から白髪が出ることがあるらしく
そういう場合は、老化とは関係無いようだ。
ジョイはそういう体質でなかったようで白髪と無縁であったが、ついに六歳を過ぎた
昨年あたりからポツポツと顔に白い毛が出てきている。
こういう場合は、老化が関係するらしい。
写真だと写りにくいけど、実際に見るともう少し白いので矢印でガイドを表示
でもねぇ、私としては若い頃のピチピチした顔のジョイより
今のジョイの顔の方が好ましいのだ。
それに、昔より深くなった額の溝?皺?これも相当、気に入っている。
ジュラに対しては、年上っぽい態度を取っていても、人間に対してはまだまだ
甘えた態度を取ってしまうことがある男ジョイ兄。
将来的には、長老の風格とまでは言わないが味のある爺さんになって欲しいな。
最後に、この葉書の撮影者は日本モンキーセンターの園長先生である。
とても分かりやすく興味深い記事を見つけたのでリンク↓
Viva地球 インタビュー|中日環境net 持続可能型社会をめざして
一読していただけると嬉しい!
そして、今年こそ日本モンキーセンターに遊びに行きたいのだ。