Joy & Jura with Whippet Floren

ウィペットと共に静かに暮らしています。犬のことも犬以外のこともぼちぼち書きます。

フローレンのキャンドルを用意しよう

ジョイちゃんが亡くなって十日が経ったとな。

まぁ、ウダウダしておりました。

普段は尼さんかよ?って感じでお酒をほとんど飲まない生活をしているけど、流石に飲むわな・・・。

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迂闊にアイスクリームのスプーンにジョイを描いてしまって、これじゃ捨てられなくなるわな。

 

でもまぁ、やっぱりお酒は身体に合わないなぁと悟った。翌日に疲れが残る。

 

パソコン外付けハードディスクを立ち上げて思い出に耽ってみたりもしておる。

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4~5才の頃かなぁ

 

 

パピーだった頃

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ジュッちゃんとの写真を見ると、昔はけっこう仲良しだったのを思い出した。

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順位が入れ替わってジュラが上になってしまってからは、適度な距離でべったりしない二人だったけど、若い頃はジュラがしょっちゅうジョイの顔を舐めていたし、よく一緒に遊んでいた。ていうか、けっこう仲良かったんだった!

 

だから、きっと再会しているに違いない。ていうか、ジョイのあの死ぬまでの凄まじいエネルギーを思い出すと、死んだからと言ってそのエネルギーが全て消滅するとは思えない・・・。

 

話が少し変わるけど、私は正式(?)にはカトリックなのだ。正式というか赤子の時にスイスで洗礼を受けている。父方の方のね。何故、正式と書いたかと言うと、父方の家の信仰は基本緩い。根底には神を信じているのかも知れないけど、表向きは日本と同じで冠婚葬祭に登場するくらいで普段何もしない、という感じ。日本の母方の方も緩い。普通に仏教徒(?)だけど、祖父が戦争に行った時に沢山の死を見て、この世は神も仏もないと無神論者になったのだ。母はおおらかな人で無邪気に教会にも行ったし、マレーシアに住んでいた時はタイにもよく行ったので寺院などで仏教について教えてくれた(ヒンズー教やイスラムの寺院にも行った)。だから、世界には色んな神さまがいる、というより人間は宗教を作り上げて信仰する生き物だっていう考えがなんとなく私に染み付いた。

父方のカトリックの話に戻るけど、一番信仰深い人は祖母だった。と言ってもまめに教会に通うタイプでなく、例えば私が飛行機に乗って日本に戻る時は家でロウソクを灯して無事にフライトが終わるのを祈ってくれる、そんな感じだ。その祖母に子供の頃にあるロウソクついて話を聞かされた。記憶はうろ覚えなのだけど、

「これはあなたのキャンドルよ」

とあるロウソクを見せられた。そのキャンドルは一生大事に持っておくように言われた。

「このキャンドルを灯す時はあなたが死んだ時なの、だから一生火を付けてはいけないよ」

とな。なかなかの衝撃を受けた。まだ小学校低学年以下ですよ、自分が死ぬなんてリアルに想像したこともなかった。はじめて自分の死を意識した瞬間だったと思う。

そのキャンドルの話は頭の奥の方にそっと仕舞われつつも、すっかり忘れて二十年以上の月日が経った。そして母が亡くなり、私は遺品整理をしていた時に、なんとそのロウソクが大事に仕舞われているのを発見した。そのロウソクについて、母ともそんなに話をしたことがなかったのに、母がそれを持ち続けていたことにびっくりした。(阪神大震災に遭い引越しもしたので)

今、そのロウソクはUのアトリエにあるクローゼットの上の方のどこかにしまってあるから、私が先に死んだらなんとか見つけて灯してねと言ってある。

 

今回ジョイが死んでそのロウソクについて思い出してしまった。


そこで私は考えました。

 

フローレン用のキャンドルを用意しようと思う。
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素敵なキャンドルを買ってきて、名前を書くなりなんなりして、フローレンのロウソクとしよう。それをフローレンの最後の時まで持ち続けて、フローレンが亡くなったら灯そうと決めた。

これは、なんなのだろう?

信仰・・・、というよりペットロス防止策だ。

このキャンドルの風習(?)について調べてみたけどネットでは見つけられなかった。なんか、わざわざ父に聞くのも気が進まない。よく分からないけど、私なりに自分で考えたのは、このキャンドル風習って、死を意識させられる儀式であるということ。自分で死を意識させられるものでもあるし、家族の立場からすればその家族の死を意識するものである。特に昔は子供が生まれても亡くなることは珍しいことではなかったのだろう。そういう覚悟を持てるようにも、こういうキャンドルの儀式があったのではなかろうか????

と思ったわけ。

だから、フローレン用に私がキャンドルを用意して大事にしまおう。長く保管出来るように。それはお守りっぽい感じもする。

ペットロス予防になかなか良い案だと思いませぬか?

 

「ボクよく分からないよ」

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「でも、ちょくちょく遊ぶに来るよ。昼間は色んなところに遊びにも出掛ける。

夜は家に戻ってこれからも一緒に寝るよ!」

 

ジョイのことを悲しみながら、ふと思ったけどジョイが居なくなって寂しい、死んだら再会出来ると信じているけど、随分先じゃないか・・・と勝手に思っているけど、人生なんてあっと言う間に過ぎるから、気が付いたら再会の日はすぐにやってくるの知れないなと。

 

写真を振り返るとね、もうジョイ・ジュラ共に可愛いわけよ

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そんな想いってのは死んだからって消えないわけさ。

これからもずっと可愛いわけさ。

だから忘れた方が成仏出来るとか、そういうのしんどい。好きに想うくらい思わせてくれ。

 

 

あらっ、フローレンちゃん

ネズミっ子と遊んでるのね(#^.^#)
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小さいオモチャの方が好きみたい。特にごはんを食べたあと、物足りないな~と思ってそうな時にネズミを地味に狩る。

 

 

 

 

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