夜桜
やはり今年は気温が低いせいか、桜が咲いていても
熱心に見に行こう!と思えないのだ。
寒さに負けて家から出るのを躊躇しているうちに
あっという間に日が暮れる。
「それじゃぁ、夜桜をみにいきましょうかぁ。」
花見客もいない静かな夜の桜は迫力満点!一人では来られないわ。
ジャングルジムは新色になり、その足元はクッション性のある
素材がコーティングされた。
不気味な夜の公園、ジョイもジュラもどことなく慎重な動きをする
の、かな?
ちょっと訳も分からずにこう叫んでしまいそうな不気味さがある。
そういう不気味さは、惹きつけられてしまうもの。
危ない、危ない、
何かをさらわれる前に町に降りましょう。
歩きながら晩ご飯の献立について話し合う。
もう遅いので簡単に出来るものでありながら、身体が温まるもの。
結論から言うとカルボナーラに決定した。
理由は、二つ。
一つは、京都にいた頃に哲学の道の桜を堪能あとに犬と入れる
イタリアンレストランを懐かしんでのこと。
そして、今夜はなんとなく特別な夜。
基本的に夜にパスタを食べることは無い上にカルボナーラなんて
高カロリーなものは、お昼でも年に一度、作るか作らないかなのだ。
その上、Uさんはカルボナーラが大好き。私も結構好き。
残った生クリームはミルサーで簡単に泡立ててなんちゃって苺デザートに。
深夜にこんなデザートをいただくとは、相当に羽目を外したことになる。
食べ物で一気に現実に戻ったけれど、公園の心地よい不気味さはずっとどこかに残っている(笑)